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安田記念・ラップ分析 06:54


東京1600m・Cコース使用

【安田記念・過去ラップ】
前3F:34.1秒
中5F:57.4秒
後3F:35.1秒
時計:1分32秒5

【1-3着馬・4角位置&上がり平均】
1着馬:6番手・34.5秒
2着馬:9番手・34.4秒
3着馬:9番手・34.5秒

後3F−前3F=+1.0秒(消耗戦)

ラップ面でみると、後半が+1.0秒掛かる消耗戦となっている。

後半時計の掛かる消耗戦となっている事で、スピードに加えスタミナ量が要求されるレース質である事がラップ面から見てとれる。

十数年前は、府中のマイルG1を勝つには2000m以上をこなすスタミナがなければ通用しないというのが定石だったが、ここ近年は短距離路線のレベルの低下が著しく、マイル戦勝ち鞍すらない馬でも好走できてしまっている。

今年のメンバー構成を見ても、昨年ほどではないにしても、レベルが高いとはいえず混戦模様。

したがって、好走要件さえクリアしていれば、安心して買えるというレースではない。

一応、これまでの好走要件を結論から先に書くと以下の3点となる。

【安田記念・好走要件】 ※評価対象は2011年〜2012年迄
1.1400m以上、G2戦、上がり3位以内勝利歴(G1なら連対歴)
2.府中2000m以上・牡馬混合G1連対歴
3.外国馬=チャンピオンズM3着内、且つG1勝利歴

好走要件1に該当する馬は、過去10年3着内33頭中28頭が上記要件をクリアしている。

確率にして85%のハイアベレージとなるので、絞り込みには有効ではあるが、近年はレベル低下に伴い、重賞勝ち鞍すらないショウワモダンが勝利したり、マイル戦勝ち鞍も、好走要件も満たしていないファリダットが3着激走があったり、昨年も3歳馬が優勝したりとデータ通りには収まらない傾向が強い。

その為、データ予想に全て頼り切る事は危険とみている。

一応、上記好走要件の理由を分析すると、『1.』に関しては、安田記念が定量58kgの酷量を背負う国際G1である事に起因しているとみている。

後半3Fが+1.0秒秒の消耗戦となる事からも、底力の証明は必須であり、少なくともG2戦以上の勝ち鞍がある事が条件となっているものと考えられる。

1400m以上となっているのは、スプリント戦であれば単純なスピード値が高い比重を占めるのに対し、1400m以上のG2戦ともなると、それ相応のスタミナが要求されるため。淡泊なスピードだけで押し切れる1400m以上のG2戦は存在しない。

ポイントは、底力証明のため『勝利』(G1なら連対)している事が重要。

『2.』の好走要件に関しては、先述した通り安田記念はスタミナ値が要求されるレースである事は、今も昔も変わらない事実としてある。

安田記念はマイルG1である事から、マイルG1をこなす為の最低限のスピード量は必須。これに加えスタミナ量が必要とされるという事は、言い替えれば底力がなければ勝ち負けできないレースであるともいえる。

ハイレベルとなる府中2000m以上のG1好走馬は、この『底力』を備えている可能性が高い事から、これまでも多くの好走馬を生んできた。

府中2000m以上牡馬混合G1連対歴のある馬が安田記念に出走して来た場合の成績は、過去10年で【5-2-0-5】となっていて、この内“前年迄の府中2000m以上G1連対馬”に限ると【5-2-0-3】で連対率70%と好走率が大幅に高まる。

消長の激しい短距離G1戦となる事から、上記好走要件は、前年までの実績が欲しいところ。実際に好走馬のほとんどが、上記好走要件を過去1年以内に満たしていた。好走実績が2年前、3年前のものでは、能力が低下している恐れがあり信頼度に欠ける。

『3.』は外国馬限定の好走要件では、チャンピオンズM3着内、且つG1馬である事が条件。

これは安田記念が、アジアマイルチャレンジ最終戦に位置付けられていた事に起因するものだったが、昨年度からボーナス制度が廃止され、優勝しても何の特典もなくなった。過去には香港馬のブリッシュラックがボーナスを獲得しているが、これに続く馬が現れず、この制度自体が形骸化している。今年は香港から二頭の馬が参戦するが、目的は目先の高額賞金狙いであり、これまでの出走経緯とは少し事情が違う点に注意。

今年はデータに表れない陰の部分を読み切れるかがポイント。

一つの読みを挙げると、これまでは消耗戦となる事から、差し馬優勢の状況だったが、今の前残り高速馬場に加え、今回は単騎逃げが見込めるシルポートが参戦して来る。

逃げ残りにも注意を払う必要があるだろう。

安田記念を逃げて連対した馬は、過去にはコンゴウリキシオーのみ。

コンゴウリキシオーは、マイラーズCで5F58.5秒、上がり34.0で逃げ切った実績を持っていた。

シルポートは、昨年のマイラーズCで5F58.0秒、上がり34.2秒とほぼ同等のパフォーマンスを披露している。

能力は五分と考えられるので、好走するには展開と馬場がポイントになるか。

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| レース・展望 | - | - | posted by mino -
ダービー・レース展望 08:53

ダービーの枠順が発表された。

人気が予想されるゴールドシップは3枠6番。

ワールドエースは、4枠8番。

ヒストリカルは、1枠2番。

ディープブリランテは、5枠10番。

上位人気馬は全て内枠に入った。

展開のカギを握るゼロスは、2枠3番からのスタート。

ゼロスは、前走の皐月賞でも大逃げを打つメイショウカドマツを2番手でピッタリマークして3角で先頭に立つ逃げを見せた。

レース後に川田騎手が、陣営から逃げの指示が出ていたので出して行ったとコメント。

8枠16番からのスタートで仕掛けて行った事でハミが掛かってしまい前半掛かり気味に。

今回は、内枠でスタートしての直線距離も十分にあるので、ジワっと出して行ってハナを奪いに行く作戦か。

そうなるとペースは前半3F36秒台前半、5F60〜61秒台の例年並みのペースになる事が予想される。

馬場設定次第で、上がり時計は変化するので、土曜日の馬場状態を見極めてラップ・時計の詰めの予想を行いたい。

仮に、先週同様の高速馬場化する場合は、上がり34秒台前半から33秒台中盤が予想され、後方から競馬を進める馬には不利となる。(内外フラット設定と仮定)

馬場高速化は前残りに繋がるので、例年比、先週比の馬場差を正確に読む事が重要。

当方は、全ての競馬場の時計の出方をデータベース化しているので、時計の比較は容易に出来る。

1番人気はゴールドシップ、ワールドエースが二分するかたちか。

ダービーは、過去10年間で1番人気が7勝していて、複勝率も80%となっている。

グレード制が導入されてのJRA重賞の中で最も1番人気の好走率が高いレースの一つとして有名。

ゴールドシップは、スタートに難のあるタイプで、テンのダッシュ力もつき難いタイプ。

共同通信杯から内田博騎手に手替りして、スタートは出るようになったが、共同通信杯でもスローな流れだったにもかかわらず、ゲートから激しく手綱をしごいてやっと先手が取れていたように、かなりテンにズブいタイプ。

一見ゴールドシップに死角がないように思われるが、スタートで後手を踏んで後方からの競馬になると、仮に先週同様の高速馬場なら差し切る事は至難となる。

この馬のセールスポイントは、追えばどこまでも伸びる末脚。

同じ配合のオルフェーヴルとは違っていて、母父メジロマックイーンのフットワークに近い。

オルフェーヴルはSS系特有の切れを持っているのに対し、ゴールドシップはシンザンやシンボリルドルフのような追えばどこまでも伸びる一昔前の名馬のイメージに近い。

共同通信杯では、直線入り口から内田博騎手は目一杯手綱をしごいて追っているが、トップギアに入るまで相当な時間を要している事がレースVTRからも判る。

前走の皐月賞でも3角過ぎから追い通しで、出走18頭の中で一番長く追われていて、相当長く脚を使っている。

こういうタイプは生粋のステイヤーである可能性大で、将来は春天を何連覇もするような馬に成長する事が予想される。

ダービーを制覇すれば、三冠は視界良好となるだろう。

重馬場は鬼の部類。日曜日の天候は現在曇りとなっているが、降水確率40%。

ワールドエースは、前走スタートで落馬寸前の不利があった。直線はセオリー通り大外に持ち出してメンバー2位の上がりを繰り出して2着に入線した。

あの荒れ馬場のHペースでレースの上がりを3.8秒も上回る34.9秒の鬼脚を使っている。

父は現在リーディングサイアー1位のディープインパクト。

ディープ産駒は8頭出し。

ディープはリーディング2位のキングカメハメハを獲得賞金額で2,140万円ほど上回っている。

ワールドエースは、デビュー時から体げ減り続け、近2走は446kgでデビュー戦から10kg減っている。これ以上減らない事が好走の条件。

調教後計量では456kgだった。輸送を考慮すると前走並みの体重で出走が可能か。

鞍上は昨年のリーディングジョッキーの福永騎手。ダービーは人気を背負ったキングヘイローで舞い上がり顔面蒼白となっていた頃が懐かしいが、今では堂々のリーディングジョッキー。一味違う騎乗を見せてくれるか。馬場読みと展開読みに長けている騎手。

中間、脚元不安説が流布されていたが、脚元に不安のある馬がCWコースを7Fから自己ベストの時計を出すだろうか?

きさらぎ賞は高速馬場だった。

レースの上がりが11.3-11.3-11.1で完全前残り馬場を8番手から差し切った末脚は高速馬場でこそ活きるのではないか。先週同様の馬場でも、後方から差し切るだけの素軽さを持っている。

ヒストリカルは、きさらぎ賞の2着馬。同レースでは直線インから外に出す不利もありスムーズさを欠いた走りながら、メンバー最速の上がりで2着。

今年のきさらぎ賞は、この2頭が桁違いのパフォーマンスを発揮している。

毎日杯でも前が壁になり仕掛けが2テンポ遅れている。

完全なマウントシャスタの勝ちパターンだったが、絶望的な位置から手前を替えると一気に加速して差し切った。ジョッキーは横を見る余裕の勝利で着差以上に強い内容だった。

NHKマイルCに出走していれば楽勝していただろう。

430kg台の小型馬なので、輸送をクリアする事が条件。

ディープブリランテは、東京スポーツ杯圧勝時は、ダービー最有力馬と騒がれた馬。

前傾姿勢で重心が低く、ハミを噛んで追走する癖があるので、東京2400mは若干長いか。

オークスよりダービーの方が消耗度が高いので、オークスよりダービーの方が距離適性が表れやすい。

前走でコンビ鼻革を装着。舌をハミが越してしまう悪癖を矯正する目的で付けて来た様子。ハミ受けが良くなるので、騎手がコントロールしやすくなる効果が期待できる。

皐月賞で1番人気に支持されながら5着に敗れたグランデッツァは、オープンに上がってからは、いかなる馬場状態、展開でも35秒台中盤以上の上がりしか使えていない。

前走の敗因は、馬場を気にしていたというデムーロ騎手のコメントがあったが、重馬場のスプリングSを圧勝していて、その敗因では説明がつかない。

上滑りする馬場が苦手なのかもしれないが、皐月賞の返し馬を見れば本当の敗因が判る。

返し馬では、珍しくハミを取って折り合い難を見せる仕草を見せている。

これにより、デムーロ騎手は、先行させる事が出来なかったのではないか。

この馬は常に一定の上がりが使える(逆にいうと一定の上がりしか使えない)タイプであり、上がり35秒台中盤の脚しか使えないなら先行させるしか好走の道は残されていない。

先行したディープブリランテ、コスモオオゾラの上がりが36秒台なので、4角5番手以内から競馬を進めていれば、少なくとも3着はあったのではないか。

デムーロ騎手のプライドが敗因を馬場に求めているのではないかと感じた。

優勝請負人として来日している彼にとって折り合えないという事は信用問題に関わるからだと思われる。

ちなみにデムーロ騎手はそれ以前にも、阪神牝馬Sでマルセリーナに騎乗して脚を余している失態を犯している。

社台F生産馬に連続して乗りヘグったペナルティーが池添騎手乗り替わりと考える方が自然だろう。

他では青葉賞を2馬身半差の着差をつけて圧勝したフェノーメノや、京都新聞杯をレコードで圧勝したトーセンジョーダンの弟トーセンホマレボシ、朝日杯の覇者でNHKマイルC2着で底力を見せたアルフレード、NHKマイルCでは出遅れて直線は外に持ち出す不利だらけの競馬となったジャスタウェイ等、今年のダービーはレベルが高い。

フェノーメノは青葉賞を2馬身以上の着差で圧勝。

青葉賞を2馬身差以上の着差で圧勝した馬のダービーでの成績は【1-1-1-1】(青葉賞がグレード競争になっての18年間)

3着を外したのは一昨年のペルーサ。敗因はスローペースでの出遅れ&脚余し&伸びない大外回し&直線外モタれ癖と4重苦が重なったものであり敗因は明確。

予想の上での取捨選択は、馬場・展開・能力を考慮して絞り込みを掛けたい。

明日は、重賞研究レポートにてダービー出走全馬の調教診断を行います。

1週前の調教レポートで『A』評価。最終追い切りでも、基準時計を2秒近く上回る超抜時計で一気に弾けた●●●は文句なしに『S』評価を与えていい。追い出してストライドが伸びるので、良馬場の東京コースはベストマッチと考えられる。●●●の馬名=人気ブログランキングにて。



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ダービー・ラップ分析 09:41


東京2400m・Cコース使用。

【ダービー・過去ラップ】
前3F:35.9秒
中5F:60.7秒
後3F:35.1秒
時計:2分25秒5

【上がり3Fラップ】
11.6-11.5-12.0

【1-3着馬・4角位置&上がり平均】
1着馬:9番手・34.1秒
2着馬:5番手・34.8秒
3着馬:9番手・34.6秒

3歳最高峰レースとなるダービー。

全てのホースマンは、このレースを最大目標にして馬造りに精進しているといっても差し支えない『格』を持ったレース。

毎年、ハイレベルになるのは必然であり、道中のラップもオークスとの比較でも後半5Fの時計で1.0秒程速くなる底力が要求されるレース。

スピード・スタミナ・底力が高いレベルで要求されるレースといえる。

同じクラシックディスタンスで行われる古馬最高峰レースのジャパンCも似たようなラップを刻む事で有名。

【JC・ラップ】
前3F:35.9秒
中5F:60.1秒
後3F:34.8秒
時計:2分24秒1

違いは後半5Fの時計、ダービー=後半5F59.8秒に対して、JC=後半5F59.1秒と0.7秒程速くなる。この辺りに、3歳馬と古馬の力の違いが表れている。

近年、青葉賞勝ち馬のダービー成績が良いが、青葉賞のラップがダービーに似通って来ている事も要因の一つと推考する。

【青葉賞・ラップ】
前3F:35.8秒
中5F:60.9秒
後3F:34.8秒
時計:2分26秒1

前半5Fのラップはダービーに近いが、上がりが速いのは開幕二週目のBコース開催だからだと考えらえる。

青葉賞勝ち馬のダービーでの成績は近10年で【0-4-1-5】。勝ち馬は出ていないが、2着4回3着1回と複勝率は50%ある。

3歳最高峰レースとなるダービーは、夏の甲子園の決勝戦のような位置付けになる。

そにため、トライアル戦で負けている馬は好走の資格がない。

トライアルを負けた馬のダービーでの成績は、アントニオバローズ(プリンシパル2着)、マチカネアカツキ(プリンシパル2着)の二頭が3着好走しているだけで、他は全て4着以下に敗退している。

青葉賞勝ち馬でダービーを3着内好走した馬は、上記5頭だが、これらの5頭には共通項があり、それは以下の要件を満たしていた事。

<青葉賞・ダービー好走条件>
1.4角5番手内、上がり2位内で勝利
2.上がり最速で勝利

この2項目の前提条件となるのが、レースの上がり3Fラップ。

終い1F12秒以上の失速ラップを刻んでいない事が条件。

例外として逃げ馬だったアドマイヤメインは終い1F12.1秒だったが、それ以外は全て上がり1F11秒台で上記要件を満たしていた。

この条件を満たしてダービーで敗退したのは、ダービー本番で大出遅れをやらかして、スローの展開で4角万事休すだったペルーサのみ。

今年の青葉賞勝ち馬であるフェノーメノは、メンバー最速の上がりを繰り出して勝利しているが、レースの上がり1F12.1秒の失速ラップに該当している。

開幕間もない週に行われる高速馬場の青葉賞で、失速ラップを刻むという事は筒一杯の競馬で余力が残っていないと判断される。許されるのは逃げ切り勝ちのみ。

ダービーは甲子園決勝戦。

この事を踏まえると、ダービーの好走要件は最低限以下の要件を満たす必要があると考えられる。

<ダービー好走要件>
◆好走要件の最低条件=人気ブログランキングにて。

上記要件が重要なのは、ダービーが3歳最高峰レースだから。

その他、ダービートライアル戦となる、京都新聞杯組は、過去2頭がダービーで2着入線している。

04年・インティライミ
05年・ハーツクライ

上記2頭以外でダービー3着内好走馬は過去10年間出ていない。

この二頭のレース内容を振り返ると、レースは前3F36秒台、5F60秒台以内のMペースで、ハロン13秒台以上の緩みのあるラップが出現しないMペースだった。

締まりの厳しいレースで、上記2頭は上がり2位以内の末脚で勝利している。

ダービーはハロン13秒台以上の緩いラップが出現したレースは、馬場悪化時を除くと2回のみで、過去平均ラップでも見てもハロン13秒台は出現しない。

ましてやダービーよりレベルの落ちるトライアル戦を緩い流れで勝って来たような馬では通用しない。

この条件を満たした京都新聞杯勝ち馬のダービーでの成績は【0-2-0-1】

負けたのはタスカータソルテ1頭。

タスカータソルテは、5着までが0.3秒内にひしめく混戦の年でレベルに疑問符が付いた。

この年のダービーを勝ったのは、牝馬のウオッカであり、牡馬陣は近年稀に見る低レベルな年でもあった。

そういう観点から見ると、インティライミ、ハーツクライのダービー好走両馬は、3着以下に5馬身差をつけており、明らかな着差断層が見られた。

<京都新聞杯・ダービー好走条件>
1.5F61秒未満、ハロン13秒未満のレースの勝ち馬である事
2.上がり2位以内で勝利
3.着差断層をつけての勝利

上記要件を満たした馬がダービー好走を約束された馬であると考えられる。

今年の京都新聞杯勝ち馬は、トーセンホマレボシ。

前3F34秒台、5F58秒台で、ハロン13秒台が出現しないHペースを2番手から上がり2位。

2着馬に2馬身半差の着差断層を付けて、コースレコード勝ち。

まさに買える京都新聞杯組に該当する。

NHKマイルC組からはアルフレードが参戦。

NHKマイルC組のダービーでの成績は【3-1-1-19】となっているが、勝った3頭中2頭はNHKマイルC上がり最速での勝利馬。

タニノギムレットのみが、NHKマイルC3着で、上がりも最速ではなかったが、テレグノシスの斜行による致命的不利を受けてのもの。

買えるNHKマイルC組は、上がり最速で勝利した馬のみ。

上がり最速で勝利した馬のダービー成績は【2-0-0-2】

負けた2頭は、上がり34.8秒、35.0秒の上がりしか使えていない。

対して、勝った2頭は上がり34.0秒、33.9秒の鬼脚を使って勝利している。

ダービーの3着内馬の平均上がりが34.5秒である事を鑑みても、ダービーより短い距離のNHKマイルCではそれを上回る鬼脚を使って勝った馬だけがダービー好走を約束されているのではないかと考えられる。

また、NHKマイルC組のローテーションに目を向けると、皐月賞⇒NHKマイルC⇒ダービーの変則三冠ローテ馬が3/5頭、毎日杯⇒NHKマイルC⇒ダービーが2/5頭という内訳になっている。

変則三冠ローテは松田国厩舎が先駆者であり、それ以後も度々、このローテを組む厩舎が現れている。

このローテが組まれる馬は、裏を返すと期待馬であることの証明でもあり、陣営も能力を買っているからこその変則三冠ローテにチャレンジしているものと推考される。

毎日杯⇒NHKマイルCは狙いはNHKマイルCである事は明白だが、このローテ該当馬はNHKマイルCを上がり1位の鬼脚で圧勝したディープスカイとキングカメハメハの2頭。返す刀でダービーも勝利している。

<NHKマイルC組・ダービー好走条件>
1.34.5秒未満、上がり1位の鬼脚で勝利
2.皐月賞⇒NHKマイル⇒ダービーの変則三冠ローテ
3.毎日杯⇒NHKマイル⇒ダービーでNHKマイルC勝利

今年のNHKマイルC組で、上記好走条件を満たしている馬は、モンストール1頭のみ。該当条件は、ローテーションで、変則三冠ロードを歩んでいる。

しかし、NHKマイルC組という近視眼的目線では買えるが、同馬は3歳になっての重賞連対歴がない。

そもそも条件は満たすものの、ダービー好走要件である3歳重賞連対歴がない段階で買えない事になる。

明日のレース展望では、ダービーに関連性の深いその他ステップレースの分析を中心に展望を進めたい。

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オークス・ラップ適性診断 07:20


東京2400m・Bコース使用。

前3F:35.9秒
中5F:60.8秒
後3F:35.3秒
時計:2分27秒3

【後半4F】
12.7-11.6-11.4-12.2

【最速上がり3F平均】
34.3秒

【1-3着馬・4角位置&上がり平均】
1着馬:8番手・34.5秒
2着馬:6番手・34.7秒
3着馬:9番手・34.7秒

2009年よりBコース施行となっている。(それ以前はCコース施行)

ハロンラップは、前半5F60.8秒、後半5F60.7秒。3歳牝馬には、ただでさえ過酷な2400mという距離の中で、道中淀みないラップが刻まれる事から好走するには、秀でたスタミナ値か、直線勝負が可能となる抜群の瞬発力を持った馬しか好走が難しくなる。

この二つの要素が好走要件となるが、その他では牝馬限定戦の定番戦術の一つである牡馬混合戦実績も重要要素の一つ。

オークス好走馬の多くは瞬発力に秀でたタイプ。前半から激流となる事で先行して粘り込むには相応のスタミナ値が必要となるが、3歳牝馬でMペースの2400m戦を先行して押し切るスタミナ値を持っている馬は稀な存在。それを裏付けるかのように、オークスで上がり最速の脚を繰り出した馬は、過去10年で【5-1-3-2】。

2回に1回は勝利している確率になる事から、オークスは上がり最速馬をリサーチする事が予想のスタートラインとなる。

上がりの脚を図る際に重要となるのが、どのレースで速い上がりを計時したのかという点。

当然、レベルの高いレースや、オークスと同じようにMペースの持久戦で速い上がりを繰り出した馬が有利なのはいうまでもない。特に●●●組(上がり3位内)と●●●組(上がり2位内)に注意が必要とみている。

基幹距離で行われるオークスは、ラスト3Fの瞬発戦になるのに対し、非基幹距離のトライアル戦は、前半から緩い流れの持久戦になる傾向が強く、スパート位置も早めになる。基本的に基幹距離と非基幹距離の違いはペースとスパート位置の違いにあるので、要求される適性が異なる。具体的には非基幹距離適性=スピードの持続力、基幹距離=瞬発力の競馬になる。

スタミナ値については、指標として重賞4角先頭からの連対歴という好走要件があるが、今年は該当馬不在のため割愛する。

次に牡馬混合戦実績について。

牝馬限定戦における牡馬混合戦実績については、ブログ創刊以来、再三再四に渡ってレポートして来ているが、ここで改めて詳細を説明しておく。

なぜ、牡馬対戦歴を経験した馬が牝馬戦において有利になるのか?について。

端的に答えると、ペースの違いを経験している事が大きいと考えられる。

牝馬限定戦は、スローの瞬発戦になりがち。理由は、牝馬は牡馬に比べ瞬発力に秀でているから。それは野生の馬にも言える事。馬は集団動物で群れで暮らしている。その群れは1頭のボス(必ず牡馬)を中心としたハーレムで、群れの大多数は牝馬。ボスとなる牡馬は1頭のみの構成となっている。

牝馬は、仔馬を生み育てる使命があるので、外敵が襲ってきた場合は、より少ない時間でより速く逃げる必要がある。その為、軽い造りになっていて、瞬発力に秀でている場合が多い。(仔馬にも同じ事がいえる)体型的にもヒ腹が切れ気味で、骨格が細く、軽い作りの牝馬が多い。稀にウオッカやエアグルーヴのように牡馬顔負けの骨太牝馬もいるが…。

対して、群れのボスとなる牡馬は、群れを守る為に前後左右くまなく周回し、常に外敵からの攻撃に備えている生活を送っている。その為、必然的に運動量は多くなり、瞬発力よりスタミナ値、持久力を備えている事になる。

牝馬より牡馬の方がスタミナ・持久力に秀でているのは、動物学上、必然といえる。

短距離G1は牝馬でも勝てるのに、春天等の長距離G1は牡馬しか勝てないのは、こういった理由からだと考えられる。

そのスタミナ・持久力を備えた牡馬混合戦では、牝馬限定戦よりペースが上がる事は当然であり、その激流の中で揉まれた牝馬は、ペースが緩む牝馬限定戦に戻った途端、ストレスから解放され持てる能力以上の走りをする事が多い。

この点が、牡馬混合戦を戦って来たアドバンテージになると考えられる。

オークスにおいて、要求されるのは、クラス=●●●以上、距離は●●●以上の牡馬混合戦実績。

ここで5着内の実績を持つ馬が有利となる。

キーワード●●●=人気ブログランキングにて。

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NHKマイルC・ラップ分析 08:47


東京1600m・Aコース使用

【NHKマイルC・過去ラップ】
前3F:34.1秒
中5F:57.6秒
後3F:35.1秒
時計:1分32秒7

後3F-前3F=+1.0秒

【1-3着・4角位置&上がり平均】
1着馬:9番手・34.2秒
2着馬:7番手・34.5秒
3着馬:7番手・34.8秒
(※過去10年間良馬場時の平均値)

3歳マイル王決定戦であるNHKマイルCは96年に創設され、第1回からタイキフォーチュンが衝撃のレコードで圧勝した。

元々の創設意図は、当時、勢いを増していたマル外のダービー出走を阻むために緊急非難的に設けられたレースで、国内生産者保護の目的から創設されたレースだった。いわばマル外ダービーという位置付けのレースだった。

創設以来16年が経ち、レースの性質も変化していて、国内産馬でもマル外に太刀打ちできる程のスピードを持てるようになり、徐々にマル外の輸入も減って来ている。

今では、純粋に3歳マイル王決定戦という位置付けのレースに変貌を遂げている。距離の壁のある馬は何が何でもダービーという一昔前の習わしから、名を捨てて実を取る陣営が増えてきている。

NHKマイルCの過去10年間のラップから見えてくる事が2つある。

一つは、勝ち時計。

1分32秒7というタイムは、実は安田記念の勝ちタイム(1分32秒6)とほぼ同じ。

昨年はNHKマイルC3着のリアルインパクトが、安田記念で古馬を一蹴したが、これはタイム面からも必然だったのかもしれない。

斤量面でもNHKマイルC57kgに対し、安田記念は裸同然の54kgで出走できる。

過去の常識では、3歳春の段階では古馬との差がある為、3歳馬では通用しないと見られていたが、近年の飛躍的なスピード能力の向上により、今後もこの手のローテーションで臨戦してくる馬も増えるものと予想される。

スピード能力は、若いほど高いので、スピード能力に陰りが見え始める古馬より3歳馬の方が有利なのかもしれない。

したがって、NHKマイルCは、安田記念でも通用する程のスピード能力を持った馬を選定する必要がある。

2つ目は、脚質面。

3着内までの4角位置の平均値は8番手で、上がり時計は34.5秒となっている。

これも実は安田記念と、ほぼ同じ値になっている。

現代の高速馬場では、4角5番手以内にいなければ勝負にならないレースがあまりに多いが、ことNHKマイルCと安田記念においては、4角8番手と、ほぼ中団から速い上がりを使える事が好走の条件となっている。

それは、前後半3Fのラップ差をみると分かる事だが、+1.0秒の消耗戦となっている。消耗戦でありながら時計は高速化しているので、先行集団にいる馬は余程の消耗戦に対する耐性がなければ太刀打ちできない状況になるからだと思われる。

MHKマイルCを4角5番手内から3着内に好走できたのは、基本的にマイルのG2以上で連対歴のある馬か、1800m以上のG2戦で連対歴のある馬のみ。付け加えるとマイル実績のある馬は、大多数がG1・3着内馬でもあった。

例外馬は、07年の1着馬ジョーカプチーノと同年3着馬のグランプリエンゼル。この二頭の好走要因については後述するが、基本的にHペースの消耗戦で底力が問われるレース質になるNHKマイルCにおいて先行馬は、ハイレベルレースでの実績と、スタミナに裏打ちされた中距離馬しか買えない計算となる。

先行馬以外では、鬼脚を持つ瞬発力のある馬。

Hペースで差し馬決着になりやすいマイルCにおいて、最も有利な脚質といえるのが上がりの脚を持っている馬となる。

また、マイルCが行われる週の東京はAコース使用となり、芝丈は長い状態で行われるのが常。

時計は高速化するが、芝丈は長い為、かなり力を要す馬場となっている。淡泊なスピード馬が通用しないのは、ラップ面、コース面、芝丈からも明らかで、好走馬の過去戦歴からは力を要す芝コースでの実績を持った馬が多数を占めている事に気付かされる。過去10年のマイルC3着内33頭中27頭に阪神・中山での重賞連対歴かOP特別での優勝歴があった。

配当面では、直近5年間でみても、昨年以外は全て5番人気以下が3着内に好走していて、比較的荒れ傾向の強いレースとなっている。過去10年では、3連単900万馬券も出現したレースで、1番人気の3着内率は60%程度あるが、2番人気の3着内率は20%しかなく、上位人気馬の信頼度が低い事が荒れ要因の一つ。


荒れているレースの検証は何故、荒れたのかの検証を掛けて一つ一つ要因を潰す必要がある。

荒れているレースでは、●●戦績を持つ馬の激走が目立っており、今年は出走予定馬の中にこれに該当する馬が1頭いる。

確実に人気にならない事から、荒れるとすれば、●●●が激走した場合だろう。

ちなみにこの馬の所属する厩舎もマイル戦を滅法得意としている●●厩舎の馬で、NHKマイルCは過去10年間で【1-1-1-5】という成績。

勝率13%
連対率25%
複勝率38%

単勝回収率58%
複勝回収率420%

短距離戦で人気薄を走らせる事に定評があり、複勝回収率は420%という驚異的な成績。

2007年の初重賞制覇以来、数多くの重賞勝ちを収めてきているが、その全てが1800m以下で特に1200〜1600m戦に滅法強い。

短距離専門厩舎の看板を打ち出して以来、社台の期待馬も多く集める事が出来るようになっていて、今後もこの路線は継承していく予定だろう。

NHKマイルC要注目の厩舎。

●●●=人気ブログランキングにて。

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天皇賞(春)・ラップ分析 08:38


京都3200m・Cコース使用。

【春天・過去ラップ】※B・Cコース使用時
前3F:37.1秒
前5F:61.3秒
後5F:58.6秒
後3F:34.5秒
時計:3分16秒4

【春天・過去ラップ】※Dコース使用時
前3F:37.0秒
前5F:61.0秒
後5F:59.6秒
後3F:35.4秒
時計:3分15秒9

【後半4Fラップ比較】
B・Cコース:11.7-11.4-11.5-11.9
Dコース:11.9-11.5-11.6-12.2

【1-3着馬・4角位置&上がり平均】※B・Cコース使用時
1着馬:4番手・34.5秒
2着馬:5番手・34.5秒
3着馬:3番手・35.2秒

【1-3着馬・4角位置&上がり平均】※Dコース使用時
1着馬:5番手・35.0秒
2着馬:5番手・35.0秒
3着馬:6番手・35.1秒

上記はコースの違いにおけるラップ比較となっているが、明らかにDコース使用時と比べ、B・Cコース使用時の方が後半の上がり時計が高速化している事が見て取れる。

Dコースは、仮柵が一番外に設置される事で直線の幅員が最も狭くなる。

京都の外回りは坂の下りから加速するコース形態となっているが、遠心力が掛かるので、コーナーで外に膨れてしまう傾向にある。

幅員が狭くなると、コーナリングが鋭角となるので、坂の下りからのロングスパートを利用する事が困難となる。その為、スパートのタイミングが遅れる事で、必然的に上がりが掛かるレースとなっていると考えられる。

逆にB・Cコース使用時は、坂の下りを利用したコーナリング加速が可能となる事で、スパート位置が早まり、結果、高速上がりが要求されるレース質になっているものと想像できる。

Bコースは、Cコース使用時より時計が高速化していて、Bコース使用時は、前残り決着傾向が顕著となり、逃げ馬が3着内に残っている。

3000mを超える距離で逃げ馬(4角先頭)が逃げ粘る事は異常高速馬場が助長していると考えられる。

よって力通りの平等な決着を望むのならCコース使用が最適と考えられる。

コースは違うがダービーも毎年Cコースで開催されている。

ダービーは種牡馬選定レースである事から、力通りの決着となる事が望ましいと考えられているからだろう。

今年の春天はCコース使用。

Cコース使用は、ディープインパクトが勝った06年以来。

Cコース使用の目的と意図は明日のレース展望に譲るとして、ラップ分析レポートでは、好走要件について検証を掛けておきたいと思う。

コース設定はともかく、京都3200m・外回りコースで行われる長距離G1戦である事に変わりはないので、求められる適性としては2点が必須要件となっている。

1.外回り適性

2.スタミナ値


外回り適性判断については以下の2点がポイント。

内容は非公開。

スタミナ値については以下の2点がポイント。

内容非公開。

これら1〜2の要件は、外回り戦・長距離戦における先行力と末脚を計るファクターとなっていて、どちらかの要件を満たす事が春天好走の分岐点となる。

これらの要件を満たした馬は、過去10年、30頭中24頭に上る。実に80%以上がクリアしていた重要要件であり、好走するにはこれらを満たす実績を保持している必要がある。

理想は、これらの要件クリアは過去1年以内の鮮度の高い履歴である事が望ましい。

実際に好走要件を満たしていた24頭中22頭は過去1年以内の実績となっている。

例外馬は以下の6頭。

11年・1着馬ヒルノダムール
10年・3着馬メイショウドンタク
09年・1着馬マイネルキッツ
07年・2着馬エリモエクスパイア
05年・1着馬スズカマンボ
05年・2着馬ビッグゴールド

これら6頭に共通するある事柄があるが、それは明日の重賞研究レポートで詳細をお伝えしたい。

これらの好走要件を満たしていない今年の出走馬は6頭が該当。

過去1年以内としたのは、消長の激しいスタミナ勝負のレースとなる春天では、年齢は重要な要素の一つとなっている。

春天を好走する多くの馬は4・5歳馬であり【8-7-8-73】となっていて10年間で8回が4・5歳馬が勝利している。対して8歳以上の高齢馬は【0-0-0-17】と3着内すらなく、年齢を重ねる度に成績は低下する傾向。

今年の8歳以上馬は3頭が該当。

春天の好走要件をまとめると以下の通り。

1.外回り適性
2.スタミナ値
3.年齢

これらの要件に関連性の深いレースに菊花賞がある。

菊花賞が春天と関連性が深い事は、過去の歴史が証明しているが、近10年は菊花賞馬であったとしても凡走する事が度々ある。

菊花賞馬が春天に出走した場合の成績は以下の通り。(過去25年間)

【8-1-5-12】

負けた12頭に共通する事とは何か?

その惨敗要因とは・・・=人気ブログランキングにて公開中。

これら惨敗要因を除外すると、【8-1-5-1】となり着外に負けたのは、マヤノトップガン1頭のみとなる。

今年は、前年の菊花賞を制したオルフェーヴルが出走する。

明日のレース展望はCコース使用の全容解明と、有力馬のポイントを纏めたレポートを公開したい。

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